福沢絵画研究所 R

FUKUZAWA Art Institute R 1936 → 1941 / 2019 → ????

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福沢一郎著『エルンスト』

西洋美術文庫第23巻
アトリエ社、1939年

第1回研究会 福沢一郎著『エルンスト』を読む

アトリエ社の「西洋美術文庫」第23巻として刊行された福沢著『エルンスト』は、ドイツ生まれの芸術家マックス・エルンストとその仕事を紹介する書籍です。しかし、『シュールレアリズム』(近代美術思潮講座第4巻、アトリエ社、1937年)がそうであったように、本書も単に手軽な芸術家解説書にとどまらず、福沢独自の解釈、さらには同時代の芸術へと働きかける姿勢がうかがえるものです。
この研究会は、本書の精読をとおして、マックス・エルンストの芸術のみならず同著に記された事項に関する福沢の興味、関心そして思考を明らかにすること、また同著の「西洋美術文庫」内における特徴や、他の同時代の言説との比較等について意見を交わし、1930年代末の日本における前衛芸術紹介の一側面をさぐることを目的とします。

基調発表:石井祐子氏(九州大学基幹教育院/大学院人文科学府 准教授)

日時:2019年12月1日(日)14:00 - 16:30

会場:福沢一郎記念館

東京都世田谷区砧8丁目14
https://fukuzmm.wordpress.com/about/
会費:おひとり1,000円
定員:先着30名様
申込:本サイト下部のメールフォームまたはEメールにて
※ メールフォームの題名または本文に「「エルンストを読む」参加希望」とご記入のうえお送りください。
※ メールフォームがお使いいただけない場合は、Eメールをお送りください。→

「福沢絵画研究所R」とは

about us

2013年春、画家福沢一郎(1898-1992)の著書『シュールレアリズム』を読む研究会が発足し、4年半にわたって活動を続けました。その有志がふたたび集い、1936年から1941年まで福沢が主宰した絵画研究所の名とミッションを受け継ぎ、次の世代へとつなぐ活動をおこなうため、「福沢絵画研究所R」をつくりました。むこう5年のあいだ、福沢一郎及び周辺の画家たち、さらには日本近現代美術に関する研究会、シンポジウム、ワークショップ等をおこなう予定です。主な活動場所は、福沢一郎記念館(旧福沢一郎アトリエ、東京都世田谷区)です。末尾の「R」には、「Revival」「Reborn」「Rediscover」など、ふたたび福沢の活動を検証し、わたしたちの時代に活かそうという思いがこめられています。

福沢一郎 FUKUZAWA Ichiro

1898-1992

福沢一郎は、1924年から31年までパリに滞在し、古典から前衛まで幅広く美術を学びました。1930年にはシュルレアリスムの画家マックス・エルンスト(Max Ernst, 1891-1976)のコラージュ・ロマン『百頭女』に強い影響を受けた絵画を多数制作し、翌年日本で発表すると、大きな反響を呼びます。以後彼は日本の前衛絵画の旗手として活躍し、若手画家を導く役割も担うことになります。そんな彼が1936年秋、自宅兼アトリエを改築して「福沢絵画研究所」を設立します。この研究所は絵画指導のほか、美術史や芸術論などの講義もおこない、現代の絵画はいかにあるべきか、共に考えることを促しました。また福沢がフランスで買いためた画集や雑誌などを自由に閲覧することができました。ここで学んだ人々には、画家の山下菊二や高山良策、美術評論家の本間正義、紙芝居作家の加太こうじ、上野動物園園長をつとめた林壽郎などがいます。
1941年4月、福沢は「シュルレアリストは共産主義者である」とした当局の思い込みから、治安維持法違反の疑いで逮捕され、半年ほど留置所に拘置されます。それと同時に研究所も事実上閉鎖され、その後も活動を再開することはありませんでした。しかし戦後、かつて研究所で学んだ人々はそれぞれの場で大きく羽ばたき、特に芸術の分野で大きな役割を果たすことになります。彼らが学んだものとは何か。それをわたしたちは、どのように受け継いでゆくべきなのでしょう。その問いは今なお発せられています。

これまでの活動、そしてこれから

past and future

これまの研究会の活動や、その合間に行われた特別企画、
そしてこれから行われる予定のさまざまな活動をご紹介します。

福沢の著書を読む研究会

福沢一郎著『シュールレアリズム』(1937年)を読む研究会は、2013年4月から17年12月までおこなわれました。

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研究会の成果

4年半にわたる研究会の成果は、みすず書房より『超現実主義の1937年 福沢一郎『シュールレアリズム』を読みなおす』として刊行されました。

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特別企画

研究所生だった山下菊二について考える会や、福沢一郎長男の一也氏に思い出を語ってもらう会を企画しました。

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これからの活動

2019年秋以降、本格的に活動を開始します。お知らせは当Webサイトにて。活動の記録は 研究所Rブログ にて。

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Email: info@fukuz-ai-r.com